省エネ、省CO2、快適空調など最適な技術・ソリューションをご提供します。
ヤマト大温度差蓄熱空調システムは、熱源機の運転を夜間にシフトし、ランニングコストの低減や省エネルギー、C02排出削減などを実現するメリットの大きなシステムです。
夜間に熱源機を運転して、夏は冷水を、冬は温水をつくり、蓄熱槽に蓄えておきます。昼間には蓄熱槽に蓄えた冷水や温水を利用して冷暖房します。蓄熱槽は建物地下など、遊休スペースを有効活用します。蓄熱システムは、昼間に必要な熱を全て夜間に蓄えておく「全蓄熱方式」と一部分蓄えておく「部分蓄熱方式」に分けることができます。
昼間に必要な熱を、夜間に製造して蓄熱槽へ蓄えておきます。通常、夜22:00〜翌8:00の10時間に熱源機を運転して蓄熱しておきます。昼間に比べて夜間の電気料金単価は安い(※)ことから、夜間蓄熱量が大きいほど、経済的なメリットは大きくなります。
※「季節別時間帯別契約」の場合
ヤマトの大温度差蓄熱運転管理システムは熱源機やポンプを最適制御することで蓄熱槽効率を向上し、大温度差蓄熱空調システムをさらに拡大します。
全蓄熱方式のため、昼間の冷凍機運転日数がゼロとなり、割安な夜間電力のみで冷暖房することができます。その結果、一般事務所ビルでは年間644万円かかると想定される空調熱源エネルギーコストが、ヤマト本社ビルでは225万円にすることができました。ライフサイクルの視点で経済性に優れたシステムです。
※電気料金は消費税込み(2019年5月現在)
一般事務所ビルの空調消費エネルギー量と比較して、43%の省エネルギーが達成されました。
また、建物全体エネルギー消費量で評価した場合、一般事務所ビルに比べ、25%の省エネルギーが達成されたことになります。
従来の空調システムに比較して、省エネルギー化を図ったことにより、CO2排出量を年間57t-CO2/年削減することができました。これは、 "4,000本のスギの木が一年間に吸収するCO2量"に相当します。