ビオトープ

春まだ浅きビオトープ園(2017.03.10)

3月10日 久しぶりにヤマトビオトープ園を訪ねました。
冬に逆戻りのような強い風のなか、早春の花がひっそりと咲き、野鳥たちの姿も見られました。
ロウバイの花期も終わり、シロカガの花弁がいくつか輝いていました。
そんな春まだ浅きビオトープ園を散策してみましょう。

案内板「フォレストカンパニー」

タナゴ池と浮島

紅梅・カワヤナギ・ミツマタ

園内の「一粒のどんぐりから企業の森をつくろう」という案内板を懐かしく眺めました。
あれから18年の歳月が流れ、紆余曲折した時代や、多様性のある生態系の変遷を経て現在の姿になりました。
植栽時、ソメイヨシノの原種ともいうべきか細い2m位のオオシマザクラが今は大木となり、間もなく薄緑色がかった白い花が見られます。

カワヤナギが、いろいろと面白い姿を見せてくれました。
まじかで見ると、綿毛の襟巻のような温かさを感じます。これも早春の一コマです。

梅干しでも定評のあるシロカガが、青空に向けて最後の一輪を咲かせています。
ミツマタも長い蕾の期間から目覚めやっと開花しました。

タナゴ池と浮島

紅梅・カワヤナギ・ミツマタ

この時期の見頃は何と言ってもサンシュユです。先端がはじけそうな早春の線香花火のようです。 カンツバキも間もなく終わりですが、この蜜を求めてメジロが訪れていました。

サンシュユ

カンツバキ

足元では強風に煽られながら、フクジュソウやラッパズイセンがたくましく咲いていました。
フイリツワブキの葉のみずみずしさが目を引きます。
小川の岸辺では、フキノトウが開花していました。

フクジュソウ

ラッパズイセン

フイリツワブキの葉

フキノトウ

通年ビオトープで見られる代表的な野鳥、キジバトやヒヨドリも姿を見せていました。
冬鳥の代表格でビオトープ園では毎年みられる、ジョウビタキ、シジュウカラ、メジロの姿も見られました。
ほかにも早朝なら、毎年みられるシメ、ツグミ、モズの姿も見られるかもしれません。

残念なことに、タナゴ池で休んでいたカルガモのつがいに気が付かず、気づいたときには飛び立たれてしまいました。
今年も、浮島でカルガモの抱卵とヒナが見られそうです。
カルガモのこの行動は、毎年株主総会の頃の風物詩となっています。

キジバト

ヒヨドリ

メジロ

シジュウカラ

ジョウビタキ ♂

ヤマトビオトープ園も、これから本格的な春を迎えます。
小川の土手の付近から、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、カラスノエンドウなどが一面に広がり、やがて桜の時期を迎えます。
一年のうちで、生き物たちが最も生き生きとした姿を見せる季節です。
休み時間などに園内を散策し、足元から始まる「春の息吹」を楽しんでください。

2017.03.11 ヤマト倶楽部 相見 洋介 記

  • ヤマト蓄熱空調・省エネシステムお客様導入事例
  • ヤマトPR誌 和's YAMATO
  • 採用情報
  • ヤマトビオトープ園
  • ヤマトネイチャーサークル(ヤマト自然倶楽部)
ページトップへ戻る